将来はプロの歌手になりたい、そのためにはどういったレベルのボーカルスクールに通うことを選択すればよいのか、思い悩む方も多いのではないでしょうか。まずはボーカルスクールに於いて、どんなレッスンを提供してくれるのか、そのことを客観的に見極めることが不可欠だと思います。レッスンの内容は基礎的なものから応用部分まで幅広いと思うのですが、どの分野のスクールであっても基礎部分を丁寧に指導してくれること、これはとても大事な部分であると考えます。プロの歌手を目指すわけではないが、地域のイベント等で歌を披露する機会がある人等、人前で歌う機会がある人等は基礎がしっかりしている人とそうでない人とは違いが明白でしょう。
すなわち腹式呼吸による発声、発声方法を理論からきちんと学んでいる人とそうでない人とは、聴衆に訴えかける瞬間から歌手として大きく差が出てしまうのです。基礎が固まっていないことには、小手先のテクニックだけで上手に歌いこなせるようにはなれません。いわゆる歌いまわしのテクニックという技も基礎があってこそ、なのです。最終的には実践的表現という高いレベルまで指導してもらい、人前で恥ずかしくない歌唱力を目指すことになるわけですが、歌詞への理解、感情表現等、トータルのアーティスト表現といった深みを表せるまでに至るまでも基礎がしっかりしていてこそ、です。
スクールの見学会等を提供している場合も多いでしょうからそういった機会を捉え、基礎部分をいかに徹底して教え込んでいるかが選択の分かれ目であると考えます。
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